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ユーザールポ

アンクラジャパン

コマツNTC製レーザ加工機
レーザ加工されたワーク
 アンクラジャパン㈱(横浜市中村区、中村泰三社長)は、「安全」にこだわり続ける固定技術をもって空路、陸路、もちろん海路輸送などの安心・安全に貢献する製品を製造するアンクラ社の精神をもって国内創業する日本法人企業である。
 物が運ばれていく、その過程に最優先されるべきもの、それは「安全」、その安全確保に「固定する事」をもって物流業界に確固たる地位を築くのが同社である。 その製造製品は、一般貨物用固定具、ラッシングベルト、航空機用貨物固定具、福祉車輌用固定具装置、冷凍冷蔵車用間仕切りなどであるが、そこには常に迅速で正確な製品開発が求められる。
 また、ビジネス展開も常に多品種小ロットを基本とするため、この課題に応える技術の導入が強く求められたことから、その答えとして、同社が昨年12月に製造工場(東北工場・宮城県大崎市)に導入したのがコマツNTC社の2次元レーザ加工機「TLV-408E25F」(2.5kWタイプ)である。
 レーザ導入の経緯について中村社長は「当社の製品はすべて自社製品のみであるが、従来の加工技術はプレス加工がメイン技術であるが、従来、これを全て外注でまかなっていたが、これだと金型製作、その保存など発注後の課題も多く、新製品開発や試作などの対応を考えると内製化が急務であった。その答えとして導入したのがレーザ加工機である」と語る。
 実際、内製化は100%を達成し、課題であった小ロット生産や各種試作対応に、現在は何の問題もないと言うのが現状である。導入後、まだ1年と経たないが、当初目的は達成されている。
 現在のレーザ加工機の稼働状況については「現在1名のオペレータがプレス、ベンダー含む3台の加工機を動かし、その必要な加工状況においてこの加工機を使い分けており、レーザ加工機の場合、試作や小ロット加工が主であるため1日の稼働時間としては2時間前後であるが、その目的を考えると導入メリットは大きなものがあった」と中村社長は語る。
 1名のオペレータと2名のソフトデータスタップの3名がレーザ加工に対応し、その加工を行っている。導入段階、導入当初の問題などについて聞くと「導入時に、2名のスタッフをメーカーに2泊3日間の実習に派遣し、加工ノウハウの研修をしたのみで、後は社内業務を開始し、これまでは何の問題もなく稼動している」との言葉、この言葉が同社の技術レベルの高さを示す。
 現在、同社がレーザ切断を行う素材は、ステンレス、軟鋼、アルミの3部材で、そのサイズは4尺×8尺、その板厚は0.50~3.2㎜とのことで、その板厚を考えると出力は2.5kWで十分対応できているというのが現実と言える。
 つまり何の問題もなく、当初目的の内作化は成ったと言うことになる。
 今後の取り組につき聞くと「当社では、飛行機の床の固定金具の1つであるシートフィティングを製造しており、この技術をベースに航空機用の資格であるJIS9000の習得を進めており、この10月には収得できるものと考えています。この収得がなった場合、この資格は欧米の航空機産業への大きな資格であり、そのビジネスの拡大は大きなものが予測できます。 この時、その設備充実は大きなものがあると思われ、当然、そこにはレーザ加工機の充実も大きな課題と考えている」この中村社長の言葉に今後のレーザ加工の広がりも大きなものがうかがえる。
 新たな航空機産業への取り組み、そこでのレーザ加工技術への対応など、同社の今後に目が放せないものがある。

[平成22年9月25日号(No.606)掲載]


5月10日号


[1面]
春の叙勲・褒章 受章者決まる
瑞宝小綬賞 阿部巳喜雄氏、瑞宝中綬賞 大角恒生氏、藍綬褒章 深尾定男氏、谷屋利隆氏

JIMGA 東電の電気料金値上げ 現実的対応に
基本線は変わらずも内容証明提出

イベント訪問
第5回レーザー加工技術展
第5回レーザー加工技術展

第5回レーザー加工技術展が4月11日〜13日の3日間、東京ビッグサイトで開催の展示会・フォトニクス2012内で開催された。国内主力産業である自動車、太陽電池、電子機器、半導体、板金・シートメタル加工などの切断、溶接・溶着、表面処理、トリマ、リペア、測定など様々な加工に無くてはならないレーザ最新技術が一堂に会した同展示会は、多くの来場者を集め盛大に開催された。

 

◆お知らせ◆
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全国のレーザ加工ユーザーリストも公開