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ユーザールポ

丸松製作所

 ㈱丸松製作所(東京都墨田区向島)は、昭和31年の創業以来6㎜以下の試作板金、板金加工、精密板金加工を主業務に業界に確固たる地位を築く。SONYのグリーンパートナーに対応。RoHS規制に合わせ、環境に配慮した上、より良い製品を迅速に納品する、その保有技術力の評価は高い。
 同社とレーザ加工の歴史は古く、今から30年前、現在、この部門を預かる鵜飼秀治常務取締役が、まだ入社したばかりの頃、確かな精密加工技術の導入を指向、まずはワイヤー放電加工機をもって精密加工を具現化したが、この技術では金型の製作や、さらに大量の部材加工、加えて次回受注のための金型保存など、そこに課題が明確に見えていた。
 この課題解消の為、鵜飼常務の目指したものが多品種小ロット各種・部品部材の受注、さらに金型製作・保存不要などのコストメリットに対応する技術として、28年前に導入した技術がレーザ加工機であった。
 「その1号機は、今、コマツNTC(旧:日平トヤマ)のロフィン社製発振器500Wタイプを使用した3尺×6尺ステージ・タイプのレーザ加工機でした。導入と同時にステンレス材の板厚0.05㎜~1.6㎜、状況によっては2㎜までの精密切断を実現したのが、当社とレーザ加工機の始まりでした」と鵜飼常務が話す。
 やがて、1.2kWタイプ、2kWタイプ、1.7kWWタイプ、2.5kWと5台(コマツNTC製)の加工機を導入し、この内、現在稼働は1.7kWタイプ「TLV-408」と2.5kWタイプ「TLV‐408」、いずれも加工ステージは4尺×8尺が動き、その切断板厚は0.5㎜~8㎜、切断対象材料もステンレス材を中心に、アルミ、ブリキ、メッキ鋼板、銅、真鍮、タンデム、その他、幅広い金属の加工を行っている。
 また、同社では、切断の前後工程である絞りや曲げにも確かな技術力を保有し、試作板金・板バネ製作に高品質な技術で対応している。
 さて、そこで現在、注目の最新レーザ技術であるが、これは、このほど、同社が導入・設置したばかりのコヒレント社製発振器250Wタイプを駆使し、2尺×2尺のステージを採用した超精密・微細切断加工対応のコマツNTC製・最新機「TLC‐202」である。
 同機導入について「従来、当社の得意な加工であったマイクロ加工の仕事を取り返すことで、この厳しい状況を打破し、新たな業容の拡大を目指してのものであり、以前からメーカーであるコマツNTC社に依頼してきたが、やっとここに来て製品加工機として具現化できたというのが、この最新導入のレーザ加工機である」の鵜飼常務の言葉が、同機への期待を示す。
 その加工範囲について聞くと「SUSの薄材ともいえる板厚は0.05㎜~1㎜のマイクロ加工を実現するもので、7月1から1週間は、各種のサンプル加工をもって、技術のPRに努めるが、従来機を駆使していたオペレーター、プログラマーの保有技術を活かし、そこに更なる加工精度を実現できることから、業容の拡大は確実で、既に確かな手応えも得ている」との言葉が返ってきた。
 同社の稼働は、そのピーク時は朝8時から夜9時までの稼働であったが、現在は朝8時30分から夕方5時までの稼働とのこと、しかし、新型機導入は短納期、少ロット、多品種、まさに現在の市場ニーズに対応したレーザ加工機であり、稼働の拡大も確かなものが見えるようだ。
 最後に、近い将来のレーザ加工の方向について聞くと「当初は、試作が中心であるが、やがては、その部材の製造受注も期待できることから、そう遠くない時期での、より微細加工需要に対応したレーザ加工機の導入もあると考えている。また、これまでどちらかと言えば金属中心の加工が主であったが、様々な技術の変化からセル、フィルム、新素材など、その加工素材は多種多様なものがあり、この様な素材の精密レーザ切断加工も近い将来の技術として構築して行きたい」との言葉、新たな方向も確かなものが見える。
 マイクロ加工の再構築を目指した今回の新型レーザ加工機の導入は、その市場変化への対応でもあり、今後の取り組みに注目である。

[平成22年7月10日号(No.601)掲載]


5月10日号


[1面]
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第5回レーザー加工技術展
第5回レーザー加工技術展

第5回レーザー加工技術展が4月11日〜13日の3日間、東京ビッグサイトで開催の展示会・フォトニクス2012内で開催された。国内主力産業である自動車、太陽電池、電子機器、半導体、板金・シートメタル加工などの切断、溶接・溶着、表面処理、トリマ、リペア、測定など様々な加工に無くてはならないレーザ最新技術が一堂に会した同展示会は、多くの来場者を集め盛大に開催された。

 

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全国のレーザ加工ユーザーリストも公開