(株)ミヤシタ

2016/02/17 19:18 に iGasmedia com が投稿
宮下孝夫社長
  ㈱ミヤシタ(長野県上田市、宮下孝夫社長)は、今年、創業40周年、現在は農業機械のメーカーとして切断から曲げ、溶接、塗装、組立と一貫した加工技術を持ち、地域にあって確かな地位を築く企業である。

 同社とレーザ加工機の歴史は14年前、それまでは外注であった軟鋼材の切断加工を三菱電機製レーザ加工機の導入により内作化した時から始まる。
 やがて2号機(同じく三菱電機製4kW)4尺×8尺パレットチェンジャー付きを導入した。
 同社のレーザ加工の特長、1号機は4尺×8尺10段ストッカーシステム付、2号機はパレットチェンジャー付と、常に連続稼働を意識した加工機の導入である。
 昨年5月、その1号機の更新をもって、最新レーザ加工機の導入を実現したが、それは三菱CO2レーザ加工機「eX‐S Edition」で、4尺×8尺15段ストッカー付システムであり、その連続稼働への対応を、より強く意識していることが、ここでも見える。
工場内に設置されたレーザ加工機
 「15段ストッカーシステムは、昼間はもちろん、夜間の稼働も考えると不可欠な設備と考えています。また、現在保有の2台の加工機は、板厚6㎜以下はストッカータイプ、9㎜・12㎜・15㎜といった厚物はパレットチェンジャータイプと、その板厚により使い分けていますが、時期により薄板が多い時は2台で薄板を、厚板が多い時は、これも2台で厚板加工処理しています」との宮下社長の言葉があった。

 常に生産性を考えた加工機の稼働を実現しているのが分かる。
 夜間は、何れの加工機にもワークをセットし帰宅し、後は無人運転を行っており、このあたりにも、その確かな技術力が見える。現在、加工機の専任スタッフは2名で行っているが、スタッフの能力も、このあたりにうかがえる。
 月間の処理トン数について聞くと「当社の加工は、農業機械の部品製造なので、そのほとんどが軟鋼材の加工です。ただし、加工量につきましては、シーズンにより板厚が換わるので処理トン数も、季節により変わります。とはいっても40トンから60トンが月間の加工量です」との事。
精密加工されたワーク材
 昨年5月の新型レーザ加工システムの導入により、大きく変わったのは、この稼働時間である。

 それまではほぼ365日の稼働であったが、現在は時々、土曜日の出勤はあるものの、日曜日は休業との事で、最新レーザ加工機の、その生産性の高さが、ここに見える。
 今後の設備導入について聞くと「レーザ加工機の買換えは、まだ考えていないが、常に新たな技術への研究・研修は重要と考えている。一例ではあるが、ファイバーレーザ加工機もその一つと考えている。昨年5月の更新の時にも、ファイバーレーザの話はあったが、当時、その加工能力を考えると、不足の感があり、やはりCO2レーザの導入を選択しました。ただ、今後の動きを見ると、ファイバーレーザの動きには注目して行きたい」との事。
 そこで最後に新たな技術への取り組みついて「やはり、当社で必要な溶接・切断、曲げなど、その最新技術の展示会や発表会には積極的に参加し、最新の情報を入手し、加工現場に適した設備導入を常に行い、加工能力向上と生産効率の向上を実現して行きたい」との言葉があった。
 創業40周年を迎える同社であるが、やがて45周年、50周年へと、その優れた技術対応力をもってすれば、業容の大きな広がりが期待される。   

[平成27年09月25日号掲載]

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