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大陽日酸が米国産業ガス事業へ過去最大のM&A投資

2016/06/24 0:06 に Hiroyuki Yokoyama が投稿
 大陽日酸は米国100%子会社のマチソン・トライガス社(以下、MTG)を通じて、仏エア・リキードの米国内での産業ガス事業の一部、関連する事業資産を買収する。買収金額は非開示だが、M&Aへの投資としては過去最大規模。買収後の増収効果は年間2億6300万ドルを見込む。
 仏エア・リキードの米国事業の一部第三者への分割譲渡は、同社による米国エア・ガス社買収の条件として、今年5月13日に米国連邦取引委員会が提示したもの。

 MTGは、米国連邦取引委員会の承認が得られることを条件に次の事業を買収する。
▽セパレートガス事業:東部、中西部の空気分離装置18基(16 カ所)
▽炭酸ガス事業:液化炭酸ガスプラント4基(うち2基はドライアイスプラントを併設)
▽パッケージガス事業:アラスカ州にあるエア・ガス社の営業所3カ所
▽亜酸化窒素事業:生産工場2カ所(東部、西部に各1カ所)

 MTGは現在、全米の43州、200ヵ所以上で事業を展開し、このうちセパレートガス事業では、フロリダ州からカリフォルニア州に跨る南部と中西部で強固な生産ネットワークを持っている。
 今回の買収により、東部と中西部でセパレートガス事業のネットワークを拡大し、ナショナルサプライヤーとしての地位を獲得、メーカーポジションをより強固なものとする。
 さらに、炭酸ガス事業の生産能力強化、MTGとして初となるアラスカ州でのパッケージガス事業、亜酸化窒素事業への参入で、新領域での事業を伸長させる。
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